読書のコスパとROIについて考えてみた

@Panda_Program

読書のコスパとROIについて考えてみた

エンジニアとして今の自分を形成した本を5冊紹介する という記事を書いた時に読書のコスパとROIについて考えてみた。

コストパフォーマンス

コスパに関しては、古典と言われいてる本を1冊読めば、内容を薄めた凡百の本に無駄にお金を費やさずに済む。同じパフォーマンスを得られるならコストが安い方が良いというのがコスパだと自分は理解している。

例えば、同じような内容の本を3000円ではなく1000円で買えるとコスパが良い。また、新品ではなく中古で安く買った場合、それもコスパが良い方を選ぶという合理的な行動だろう。

ROI(投資対効果)

一方ROI(投資対効果)に関してはもう少し踏み込まなければならない。パフォーマンスではなくてリソースとリターンを定義する必要があるからだ。

まずリソースについて。読書のリソースとは金銭と時間だ。読書というものは金銭というリソース以上に、時間という有限なリソースをある注ぎ込む行為だ。例えば本の値段を1冊3000円、エンジニアの副業の時給も同じ3000円とすると(これ以上の値段の求人もある)、金銭的なリターンはすぐに得られる。

しかし1冊の本を読み通そうとすると何十時間もかかる。仮に1冊読み終わるのに20時間かかるとすると(読書にかかる時間を測ったことはないのでこれでも少ないかもしれない)、20(h) * 3000 (yen/h) = 60,000 (yen) かかることになる。

ここでは Time is Money という言葉から時間をお金という尺度に揃えてみた。時間とお金という異なる単位を統一して考えるとわかりやすいのでこの考え方を採用した。

つまり、値段が3000円で、読むのに20時間かかる本に対して、あなたは実質的に63,000円支払っていることになる。そして、同様の本を5冊読んだら 63,000 * 5 = 315,000円 が費やしたリソースになる。

結果、本を5冊読んだ後に30万円以上の昇給が見込めたらリターンの方が大きく、それ以下なら投資した費用を回収できていないことになる。

もちろん普段はここまで考えているわけではない。というより、手の内を明かすとこれらは今ここで思いついた話だ。 読書のROIについて書くために考えてみたのだが、なかなか面白いと思ったので書き残すことにした。

昇給だけが読書の目的ではない

当たり前の話だが、本を読んだだけでは昇給しない。本を読んでその内容を実践し、良いエンジニアだと評価され、その上で会社の給与テーブルと向き合って、給与更改の時期まで働く必要がある。その上で実際に昇給した額を知ることだ。それがおかしいと思えば転職市場に自分の価値を問わねばならない。

読書を投資と考えると長期的な視点が必要だ。昇給というリターンを得るまでには時間がかかる。すぐに結果が出るギャンブルではないのだ。

一方、金銭ではなく時間のリターンについて考えると、1週間後にコーディングのスピードが上がればそれはすぐに手に入るリターンと言える。設計やコーディングの方法論で迷うことがなくなり、テストをしっかり書いてバグを事前に見つけることで本番エラーの修正にかかる時間を削減し、リファクタリングを適切に行い機能追加にかかる時間を削減できたら、それは立派な時間的リターンである。

さらに「あの人はクリーンなコードを書く人だ」とか「学ぶことが多く一緒に働いていて楽しい」と思って貰って人間関係が良好になれば、それは何事にも代え難い。上記では単位を統一するためにお金という尺度を使っただけだ。

読書を昇給の要素に還元してはいけない。読書を昇給の手段とせず、それ自体を楽しむという目的としなければならない。そうでなければ、楽しい読書は続かない。

Happy Coding 🎉

パンダのイラスト
パンダ

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